Harada's diary

はらだの日記です

今日は最悪の日だった

今日も一日お疲れ様です。

今日という日を振り返りたくない。
思い出したくないくらいに、へこんだ日でした。
こんな最悪な日、今までならお酒飲んですぐに寝てます。
でもこうして日記をしている今、順序立てて思い出し、振り返らなくてはなりません。
あー、やだな。
もう一度今日という日をやり直せたらいいのに。

まず言っておきたいのは、僕は29歳にして未だに実家暮らしです。
もうそろそろ家を出て1人で暮らしていけるようになろうと思っています。
ということで、目標を9月までに20万円貯めることとしました。
今貯金がやっと5万円貯めることができたので、あと5ヶ月間で3万円ずつ貯めると、20万円貯金することができるという計算になります。
しかし、今月の貯金はかなり厳しくむしろマイナスになりそうです。
ということで、収入のほとんどであるスタバのバイト以外に、ウーバーイーツで臨時収入を得ることにしました。

まだ経験が浅く、ウーバーを初めて、まだ僕は2回しかやったことがありません。
1回目は1ヶ月前。
初回なので試しにやってみようと、5件くらいの配達をして、2500円ほど稼ぎました。
割と気が楽でいいバイトだなと思いながら、バイクで帰っている途中、ある人に「そこのお兄さん?」と、声をかけられました。
パッとみると、警察の方です。
でたー!
はあ〜〜。やってしまいました。
右折禁止の場所を右折してしまったみたいです。
違反です。
点数を引かれ、5000円の罰金です。
皆さんは、こういう違反の経験ありますか?
本当にへこむんですよ、この瞬間。
バイクから降りて、歩道で警察の方2名にいろいろ聞かれる時、素通りする通行の方や車運転している方々に、チラチラ見られながら恥ずかしい思いをします。
あ〜。思い出すだけでもしんどい。今でも胸がギュッと締め付けられます。

そのことがあってから、しばらく僕はウーバーどころかバイクにも乗りたくない1ヶ月がありました。
そして、つい三日ほど前、先ほども言ったようにお金がないので、1ヶ月ぶり2回目の配達をすることにしました。
快調な滑り出しで配達をしていました。
そして6500円くらいを稼ぎ、帰りにガソリンを入れようとガソリンスタンドに行って財布を出そうとしたその瞬間、財布が見当たらないのです。
でたーーーーーーーー!!!!!
はあ〜〜〜〜〜〜〜〜。
やってしまいました。
でももしかしたら家に置いてあるかもしれない。
わずかな望みをかけて、家に帰り部屋を見たら財布があったのです。
良かった………。
安心しましたが、何とも僕のウーバー人生は運が悪すぎる。
神様に、お前はウーバーをやるなと言われているようです。
でも、お金ないからやるしかないんだよなあ。
めげずに頑張ろう。

そして、今日です。
今日は、スタバのバイトがなかったので、ウーバーイーツをすることにしました。
今日は朝から天気が良く、バイク日和でとても気持ちよかった。
また、ゴールデンウィークにもかかわらず緊急事態宣言が出たことにより、配達の案件も多そうです。
昼の12:30くらいから始めて順調に配達をしていました。
天気も良くて気持ち良かったし、地元の方で配達をして何だか気持ちも楽にやっていました。
夕方くらいですでに4000円ほど稼いでいて、今までは新人のような気持ちで配達をしてきたけど、もう3回目となると一人前のウーバー配達員だなと思っていました。
商品を受け取るときの店員さんへの笑顔も自然です。
目的地まで行くのに、Googleマップを使うのですが、ナビが指示している大通りは混んでるから、小道に入ってショートカットするというやり方も身につけちゃいました。
家から近所だし土地勘もあります。

夕方ごろに依頼があったのは大泉学園のケンタッキー。
僕は、大泉学園の高校に通っていたので、少し懐かしい気持ちになりながら、商品をピックアップしました。
そしてお届け先は、埼玉県の和光市
少し遠いし、行ったことない。
でも都心とは逆方向だから道が広くて運転しやすいかも。
Googleマップ通りに運転していました。
和光市までの道のりは割と通りが大きく、あまり他の車も多くありません。

気持ちよくバイクを走らせていたその時です。
「ピピーーーーーーッ」
2名の警察官が警棒を横にかざして、僕の目の前に立ちはだかります。
嫌な予感しかしない。
あーもう、心臓がばくばくする。
書いている今でも震えている。
「はい、ちょっとここに停めてー。」
ベテランの警察官と若い警察官。
「そこの止まれっていう標識見えなかった?一時停止してないですよねえ。」
で、ででででっででっででたーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
はあああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
もう、さいっあくです。
何をしてんだよ俺は。
俺はもう何もできないクソ人間じゃないか。
こんなやつが生きていけんのかよ。
どんだけ俺はこういうヘマをやれば気が済むんだ。
自戒の念が止まりません。
また罰金は5000円。
まだバッグの中にはケンタッキーが入っていたので、届けなくてはいけません。
この運転の間、いろんなことを考えました。
「今日はもう帰ろう。」
「今4500円くらいだよな。このまま帰ったらマイナス500円じゃねえかよ。何しにきたんだよ。」
「でももう気持ちがもたないよ。今日は帰って酒飲んで寝て、何も考えない!」
「ていうか、なに大泉学園のケンタッキーを和光まで届けろなんて言ってるやつがいるんだよ。遠すぎるだろ。」
「ケンタッキー渡すときに、『すいませんちょっと遅くなって。違反で警察につかまってておそくなりました。』なんて言ってやろうかな。」
もう落ち込みすぎて、変な方向に考えがいってしまいました。
またその配達先の家がわかりづらいマンションで、A〜J棟まであり、エレベーターも全階に行けるわけではなく、回りくどい生き方で行かなきゃいけない家でした。
だいぶ遅くなってしまいました。
めっちゃ怒られても仕方ないくらいの時間でインターホンを押すと、
「は〜い。」
なんて30代くらいの女性の方が出て、
「ありがとうございましたー。」
と笑顔であっさりと受け取り、ドアを閉められました。
なんか、こんな大変な一件があっさり終わってしまったな。

絶対に帰ろうと思っていた僕でしたが、これで終わっちゃいけないんだと、なぜか燃えてくるものがありました。
これで終わったら、ただ罰金を払いにいっただけだ。
俺は実家を出るために貯金をしなきゃいけない。
俺は働かなきゃいけないんだ。
嫌なことがあったからって、帰っていい立場ではない。
頑張ってみることにしました。
和光のマンションから出た瞬間、すぐに次の配達依頼がきていました。
そこから和光〜朝霞付近で2件の配達をしました。
なんで俺こんな遠いところでずっとやってるんだろ。

2件目の途中から雨が降ってきました。
バイクに乗ったことある人はわかると思いますが、雨の日のバイクは地獄なのです。
徒歩の3〜4倍は寒いし、確実にずぶ濡れになるし、視界も狭くなるし、滑りやすい。
天気予報を見ていなかった僕は、雨具などの雨対処用グッズを持ってきていません。
これは大雨になる前に早く帰らなくては。
もちろん、早く帰るとはいえ安全第一はもちろんです。
これで事故でも起こそうもんなら、もう俺は立ち直れないかもしれません。
祈る思いで家まで帰ります。
すると、どんどんと雨が強くなってきました。
フルフェイスのヘルメットではなく、半キャップのメットだったので、雨が直で顔に当たります。
どんどん強くなる雨。
走っているだけで、顔に当たる雨がめっちゃ痛いんです。
とっても痛かった。
我慢しながら、いつもよりも安全に気をつけてバイクを走らせます。
早く帰りたい。
今日は本当にいいことがない。
よりによってなんでこんな遠いところまできちゃったんだ。
もう泣きそう。
すると、
「ドゴオーーーン!」
と雷の音がしました。
嘘でしょ…。
少しでも気を許したら泣いちゃいますよこれは。
でも、絶望した瞬間何もかもが終わってしまうような気がして、めげずに気を張って家までたどり着きました。

あったかいお風呂に入って、ビールを飲みながら美味しいご飯を食べました。

親には今日も違反をしたってことは、言っていません。
絶対ウーバーは向いてないと言われることがわかっていたからです。
これを読んでくださっている方の中にも、「もうウーバーやめなよ」って思ってる方がいるかもしれません。
それでも僕は働かなければいけません。
交通ルールと交通安全に気をつけていればいい話です。
これまで以上に気をつけて働いていくと胸に誓います。
もう二度とこんなことがないように。
一生懸命やります。

今日のこの日記を書き始めたときは、嫌な気持ちしかありませんでした。
ただただ忘れたい日だったので、今日という一日と向き合うのがとても怖かったです。
明日がくるのさえも怖かったです。
でも、この日記を書いているうちに少し気持ちが変わってきました。
また明日という1日が始まります。
時が経てば、どうってことない過去に変わります。
この日記を書いている途中に、隠しておくのはいけないかもと思い、キーボードの手を止めてお母さんに今日のことを話しました。
「なにやってんのよ。でもそんな大したことなくて良かったじゃない。」
と言われました。
気持ちが救われました。

僕にとってみればすべての終わりみたいな1日でした。
しかし、現在0:12。
日付が変わって、あっけなく明日がやってきました。

明日は午後からスタバのバイトだけど、ちょっと早く起きてなんか好きなことしようかな。
皆さんの明日の予定は何ですか?
いい日になりますように。


おやすみなさい。