Harada's diary

はらだの日記です

イヤホンがない電車の中。

今日も一日お疲れ様でした!!

今日も1日バイトです。
4連勤の最終日。
明日はバイトがない。
小さな達成感を味わっています。
今日は家で1人打ち上げです。
いつもは発泡酒のグリーンラベルを飲んでいるのですが、今日はアサヒスーパードライのロング缶。
生意気にすんません。
1人でささやかな打ち上げです。
2杯目はグリーンラベル。
グリーンラベルやっぱり美味い。
スーパードライと味の違いが分からないくらい美味い。
僕にはやっぱりグリーンラベルがいいな。

僕が本当に頑張るべきはお笑いですが、今を生きていくためにやっぱりバイトしないと。
今の生活のほとんどは、ウーバーも含めてバイトです。
はやくお笑いの仕事でいっぱいになるといいのですが。
やっぱり今のスタバのバイトは一生懸命やらないといけないし、やり終えたら充実感があります。
でも、バイト嫌だなあとは思いません。
それだけいい職場だということです。
感謝でしかありません。
働かせてくれてありがとう。

行きの電車で本を読もうと思っていたのですが、なぜか読む気になれませんでした。
眠くはないけど、ずっと電車の中で座りながら目を瞑って過ごしていました。
今僕はイヤホンがありません。
ウーバーのバイト中に原付バイクに乗りながらどこかで落としてしまったのでありません。
だから電車の中ではイヤホンなしの生活を送っています。
これって結構キツイですよねえ。
YouTube観れないし音楽聴けないしラジオ聴けないし。
電車に乗ったら基本的にイヤホンをつけている僕にとっては大分キツイのですが、これもいい機会かなと思って、あえて大至急買わずに今過ごしています。
本読もうと思ってるのですが、それでも行きの電車では読めませんでした。

バイトが終わり、帰りの電車で本を読みました。
まだ読み終わっていない、三島由紀夫の「金閣寺」を読んでいます。
本を読んでいる時間は何だか安心します。
それは有意義な時間を過ごしていると思えるからだと思います。
本を読んでいる時間って、自分にとって有益な時間を過ごしていると思えます。
正直に言って、僕は本当に読書が好きなのかは僕には分かりません。
読んでいると、自分は知識を蓄えられているという安心感を得られるから僕は読んでいるのかもしれません。
今日の帰りの電車でも、この時間を無駄に過ごさないようにしようと、本に齧り付いています。
その時間は、自分がこの空き時間を有効活用できてると思って、ホッとします。
本を読んでいる途中でふとした時に、真向かいのおじさんに目がいきました。
そのおじさんはイヤホンもしていないし、本も読んでいないし、スマホもいじっていません。
何もしていません。
そのおじさんは何だか穏やかな顔をしていました。
穏やかな顔をしているなと、僕にとっては思えました。
ただじっと、窓の景色を見つめて、電車が目的地に着くまで待っています。
それでいいのかあ、と僕は思いました。
なにも、電車に乗っている空き時間は何かしなきゃいけない時間ではないのかなと思いました。
僕は生き急いでいるな、と思いました。
この電車が目的地まで着く時間を待っているなら、何か有益なことをしなきゃいけないと思い過ぎていました。
あのおじさんのように時が流れるのを感じるだけでいいのかなと思いました。
人生は何かの利益を得るために送っているわけではありません。
そんなことを、あのおじさんの穏やかな表情を見て感じました。

それを感じてからというもの、逆に読書がはかどりました。
好きに時間を使っていい人生。
だからこそ、僕は好きなことに使おうと思えたのかもしれません。
本の内容がするすると自分の心に入っていきます。

金閣寺」という本は、金閣寺の焼失事件を題材にした本です。
最終的に主人公が金閣寺を燃やします。
作者の三島由紀夫は「美」というものを大きなテーマにしてこの本を描きます。
まだ途中までしか読んでないのですが、僕が感じたことを書きたいと思います。

主人公の溝口は、父から「金閣寺ほど美しいものはない」と言われます。
その当時の溝口はまだ金閣寺を見たことがなかったので、どれほどに美しいのかと空想します。
自分が思い描いている金閣寺は、見たことがないからこそ美しく頭の中に描いていました。
そして、初めて金閣寺を見たときに、それほど美しくないな、と思うのでした。
そういうことって、ありますよね。
イメージが膨らみ過ぎて、大したことないじゃんって思うこと。
主人公の溝口の思い描いていた美しい金閣寺は幻想となり、頭の中で消えてしまいました。
しかし、そんな金閣寺を美しいと思う時が来るのです。
それは空襲があった時のことでした。
この金閣寺は、空襲で燃えて消えるかもしれないと思った瞬間、美しいと思えました。
なくなる!って分かった瞬間、それが愛しいと思えることってありますよね。
期間限定のものとか、販売終了のものとか。
もしかしてこれは永遠ではないかもしれないと思った瞬間、金閣寺は美しく見えました。

やばい。
まだまだこの本について語りたいのですが、ちょっとそれはまた今度にしたいと思います。
自分なりに感じたことがあったのですが、長くなりそうなのでそれはまた今度。

まだ途中なので読み進めてまとまってからにしたいと思います。

ということで、今日はおやすみなさい。