Harada's diary

はらだの日記です

素敵なおじさんに出会いました。

12月14日。

 

今日はいつもの通り、バイトです。

午後からバイト。

午前中は少し時間があったので勉強したり外に出て何か面白そうなものを探しに行こうとも思ったのですが、結局ダラダラしてしまいました。

前日に飲んだお酒が少し残っていて気持ち悪かったのもあって活動できませんでした。

 

前の日は、近所のとてもいい居酒屋さんに行ってたくさんお酒を飲みました。

焼き鳥屋さんなんですけど、店内が綺麗で入りやすいお店なんです。

食事が本当に全部美味しいんですよ。

家から歩いて5分ちょっとで行けるので、いい行きつけのお店を見つけました。

生意気にもボトルキープとやらをやってみています。

俺のキンミヤ焼酎のボトルが店内にあります。

ボトルキープってして見たかったんですよね。

まだ2〜3回しか行ったことないのに、一丁前にキープさせてもらっています。

炭酸水と氷で割って飲みます。

一丁前にチューハイを作ってしっぽりやっています。

一丁前すぎる。

周りはサラリーマンのおじさんだらけです。

バイトで生計を立てている人なんて、ここのお店には僕くらいでしょう。

それでもお酒は最高です。

 

ここの居酒屋さんはさりげないホスピタリティがとても素晴らしいのです。

取り皿をこまめに変えてくれたり、本当は支払わなくてはいけない氷も少しくらいなら出してくれたり。

帰る時には店長がいつもお店の外まで出て僕が去るまで頭を下げてくださっています。

僕がそんなにお店の売り上げに貢献しているとは思えないのに…。

また来たいなと思わせてくれます。

いいお店。

そこのお店には、店長と料理長がいて、店長は割と若くて、基本的にフロアにいます。

料理長は、50代くらいの気のいいおじさんです。

子の料理長がいつも大きく笑ってとても素敵な人だなって思います。

昨日行った時は、店長がいなくて料理長だけでした。

いつものように、キンミヤのチューハイと美味しい料理で最高の時間を過ごしていました。

 

僕が好きなのは、たくさんあるんですけどピーマンつくねです。

生のピーマンに自家製のつくねをのせています。

肉とピーマンを一緒に焼いているのではなく、生のピーマンであるというところがいいのです。

シャキシャキとした食感とピーマンの甘み。

これが最高に美味しいです。

あとは、レンコンの挟み揚げです。

レンコンに肉が挟んであって、もう幾つでも食べられます。

ここは野菜を使った料理が本当に美味しいんです。

 

そんな最高の料理を堪能していると、突然料理長が、

「今日美味しい大根いただいたから、これよかったら食べてよ。」

と言って、大根の煮物を出してくれました。

ええええ、めっちゃ嬉しいいいいいい。。

こういうのめっちゃ嬉しいいい。

あっさりとした出汁で、上にとろろ昆布が乗っていてもう絶品でした。

 

それから喜んで多べていると、また料理長がやってきて、

「これは大根の皮と葉っぱね。」

と言って、また違う料理を出してくださいました。

えええええええええええ、め、めっちゃ嬉しいいいいいいい。

大根の葉と皮を細かく刻んで鷹の爪と一緒に甘辛く炒めたものが出てきました。

大根の皮ってこうやって使えるんだ。

全て美味しく調理する料理長、さすがです。

そして、まだ2〜3回しか来ていない僕にサービスで出してくださるその優しさ、素敵すぎます。

大きく笑って、厨房に戻って行きました。

 

美味しく平らげ、また料理をいくつか頼んで食べていると、なんとまた、

「これは酒盗(しゅとう)って言って、カツオの臓器だから。癖があるから無理しないでね。」

と言ってまた出してくれました。

もう僕はサービスだけでお腹いっぱいになりそうです。

酒盗(しゅとう)とは、魚の内臓を使った塩辛みたいなもので、まさに酒を盗むと書くだけあって、お酒のアテには最高なのです。

ましてや作る料理が全部美味しい料理長の種痘ですから、これがまた美味しい。

生臭いクセがあるので、わざわざ大根おろしをたっぷり添えて出してくださっていて、それがまたとっても合うんですね〜。

 

ずっとチューハイを飲み続けていた僕ですが、この酒盗を一口食べた瞬間、「日本酒飲みたい!」と思いました。

絶対日本酒でちびちびいったら最高のやつです。

料理長とは別の店員さんを呼んで、日本酒を頼もうとしました。

しかし、今日はもう日本酒がお店に無いそう。

その店員さんも中国から来た方で、まだ日本語がたどたどしくてあまり聞けませんでした。

でもキンミヤで十分かと思っていたところに、話を聞いたであろう料理長がわざわざ来てくれて、

「ごめんねえ。今日は日本酒ないのよ。あれ、ちょっと待ってて、、」

何やらまた厨房に戻った料理長。

そして一升瓶をもった料理長がまた返ってきました。

「これ、もらったやつがそういえばあったわ。これ飲みなよ。」

グラスに美味しそうな日本酒をなみなみと注いでくれました。

なんと、これもサービスなのです。

いいのかなほんとうに。

もはや気がひけるくらい最高のおもてなしです。

それからもうお店が閉まるまで、グラスにお酒が少なくなったら何度も注ぎにきてくれました。

サービスの酒盗と日本酒で1時間くらいやりました。

これは飲みすぎてしまいますわ。

 

いつもは店長がお見送りをしてくださるのですが、今日は料理長がお見送りをしてくださいました。

 

僕は何度も何度もお礼を言いました。

 

「頑張れよ〜。」と手を振ってくれました。

 

いいお店だ。

 

絶対、またすぐきます。

 

 

というのが前の日でした。

 

そんなわけで今日の午前中は少し気持ち悪かったです。

バイトに行く頃には体調は戻って、昨日の楽しい思い出を少し引きずりました。

 

いつもは帰ってお酒を飲むのですが、今日はやめときます。

昨日散々飲んだので。